冬季の観光の醍醐味ホエールウォッチングは「座間味島」が大本命
前記事、渡嘉敷島(参考記事 透明度世界トップ級!ケラマブルーの海を味わえる離島「渡嘉敷島」)と同じ冬季に訪れた島「座間味島(ざまみじま)」について今回はご紹介していこうと思います。
12月の下期という基本的には海で泳ぐには寒い時期。
そんな冬季のこの島の観光の目玉が、ホエールウォッチングです。
私もホエールウォッチング目的でこの島に訪れました。
目次
・ホエールウォッチングについて
・座間味島について
・ホエールウォッチングに座間味島をおすすめする理由
・終わりに
前記事の渡嘉敷島でも少し触れましたが、海水浴客がいなくなり、シュノーケリングツアーなどが行われていない冬季にお勧めのアクティビティ。
ずばり「ホエールウォッチング」です!
沖縄以外でもホエールウォッチングが行われるスポットは全国各地にありますが、とりわけ沖縄は温暖な気候もあってか人気のスポットです。
クジラ(シャチ・イルカ)が姿を現すシーズン限定でツアーが組まれ、船で接近して、クジラたちを観察することが出来ます。
体長10mを超えるクジラたちが、ブリーチングと呼ばれる水上へのジャンプをする様子を、運が良ければかなり間近で観察することが出来ます。
まさに大迫力!
座間味島は、2014年に国立公園に指定された慶良間諸島に属する島です。
那覇市から西に約40kmに位置し、座間味島直行の高速船を使えば沖縄本島からわずか50分程で着いてしまうという、手軽に訪れることができる島の一つです。
世界に誇る透明度の高い慶良間諸島の海だけあって、やはり海はきれいです!
シーズンであれば、シュノーケリングやダイビングを思う存分楽しめますね。
写真は、この島のメインビーチの古座間味ビーチ。
空気も澄んでいるので、夜には満点の星空。
沖縄県におけるホエールウォッチングの草分け的存在である座間味島。
その座間味島がある慶良間諸島周辺の海域には、毎年1月~3月位にかけて、ザトウクジラが繁殖活動にやってきます。
穏やかで波静かなこの海域がクジラたちに気に入られているようです。
座間味島を含む座間味村のホエールウォッチングボートは、全て座間味村ホエールウォッチング協会に加盟しており、クジラには減速して接近することや、進行方向を妨害しないなどの自主ルールを設けて、繁殖活動を妨害しないよう努めています。
そのような甲斐があって、毎年確実にクジラたちはこの海域に姿を現してくれます。
そして、ツアーが催行された際ほぼ100%に近い確率でクジラに遭遇できる秘訣は、ずばり人の目によるものなのです。
どういうことかというと、大海原を見渡せる山の上にある展望台から、ベテランのスタッフが双眼鏡を使って、自分の目でクジラを探すのです。
そして、ツアーが催行されれば無線を使って、適時クジラの居場所を船に連絡し誘導するのです。
アナログでありながら確実な方法ですね!
自分の目と双眼鏡だけで、あの大海原からクジラを発見するなんて、とても根気のいる作業だと思いますが、そのおかげで毎年多くのお客様がクジラと遭遇することが出来ているのです。
上記のような理由で、ホエールウォッチングは座間味島を強くお勧めします!
ホエールウォッチングのツアーは、12月下旬から4月の上旬位まで行われていますが、ピークは1月中旬から3月中旬です。
実際私が訪れた12月29日はツアーの予定があったのですが、クジラが現れずツアーは中止となっていました。
ツアーを予約していた翌日の12月30日は運よくクジラが現れてシーズン初の催行となりました。
風が強かった上に小型船ですので、とにかく船が揺れました。
酔い止め薬は必須ですね。
自然が相手ですので、風が強かったり、天候が悪ければツアーは中止となってしまいます。
勿論クジラが現れなければ中止ですので、島滞在期間には余裕を持って行った方が良いです。
私自身クジラを間近で見るのは初めてでしたので、クジラを目撃出来た時はとても感動しました。
ジャンプの迫力や、吐く息の華麗さ。
別の船に本当に間近にまでクジラが接近したのを見た時は、あっちの船に乗っていれば・・・と本当に悔しい思いでいっぱいになりました。
いつかまたこの島に訪れて、ホエールウォッチングを楽しみたいと思いました。