日本の有人島制覇が目標!有人島紹介ブログ

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沖縄の離島「粟国島」には、定期空路が復活する日は来るのか?

前回に引き続き、今回も沖縄県において比較的知名度の低い離島についてご紹介したいと思います。

今回ご紹介する離島は、「粟国島(あぐにじま)」。

粟国島へは、沖縄本島からフェリーの他、飛行機での行き来が可能でした。

しかし、那覇⇔粟国を運航していた第一航空社は、2015年に飛行機事故を起こし運休。2018年1月に再開されるも同年4月より再び運休となりました。

私は、運休になる直前の3月末に粟国島を訪れた際に、飛行機に搭乗することが出来たので、その時の様子も併せてご紹介していきたいと思います。

 

  目次

 ・離島へのアクセスについて

 ・粟国島への空路であった第一航空について

 ・粟国島について

 ・オススメ観光スポット

 ・終わりに

 

離島へのアクセスについて

例えば宮古諸島伊良部島のように、宮古島からの橋が架かれば、車や自転車、さらには徒歩でのアクセスも可能になります。

しかし、そのように橋が架かるということがなければ、離島へのアクセスは飛行機(空路)、もしくは船(海路)の2択となります。

飛行機のメリットは、

速い

船に比べ就航率が高い

など

その一方のメリットは、

料金が安い

手軽(搭乗手続きなどに時間をとられない)

荷物の制限を受けにくい

などがあります。

一長一短あるにせよ、空路・海路両方のアクセス手段がある島は、そうでない島に比べアクセスしやすい、つまり観光客が訪れやすい島と言えるかと思います。

 

粟国島への空路であった第一航空について

第一航空・・粟国島に行こうと思わなければまず知ることの無かった会社名だったと思います。

予約時に受付の場所を聞いたところ、(何度も那覇空港に行っているので、ざっとその辺りの光景が思い描けましたが、)あれ?そんな所に受付所があったかな?という感じでした。

そして、当日・・・予感は的中。

思い描いていた場所に受付所が無い!さらに驚くことに、空港で働く方に聞いてみたところ「第一航空?わかりません。。」との返答。これには焦りましたね。

そのうち第一航空関係者が案内に来てくれて場所が判明しましたが、一旦空港ビルを外に出ないとたどり着けない場所でした。

↓空港ビルから外に出た通路。こんな通路通るのはじめて!

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粟国島を目指すことが無ければまず通ることの無かった通路。

貴重な経験でした。

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↓この怪しげなドアを開けると、受付所に繋がります。

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乗客は20名も乗らない小さな航空機の為、受付所や待合室も狭くて簡易でした。

↓搭乗した航空機。

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飛行は短い時間だった為、高度が高くなく景色が楽しめたので満足でした。

受付時を含め、接客態度もとても良かったと思います。

 

粟国島について

粟国島は、那覇市から北西約60kmに位置し、人口約700人という小さな島で、戦時中など食糧難の時代に、燃料や食材として重宝されたソテツでも有名です。    

西田尚美さんや平良とみさん出演の映画「ナビィの恋」のロケ地でもあり、ロケ地を見て回ることもできます。

のどかですが、見どころも点在しており、シーズンにはギンガメアジのトルネードが見られるので、ダイビングなど海のレジャー目当てでもお勧めの島です。

歩いて観光している方も見かけましたが、それなりの広さで起伏もあり、観光スポットが点在しているので、レンタカーの利用をお勧めします。

ちなみに、レンタカーは全て電気自動車でした。

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オススメ観光スポット

小さな島でありながら、見どころがいくつも点在しているので、訪れたら必ず見て欲しいスポットをいくつかご紹介します。

まずは、島一番の景勝地であるマハナ展望台。説明不要の圧巻の展望です。

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続いては、洞寺(てら)

島民の聖地であり、拝所である鍾乳洞です。

入り口は不気味で少々入りづらいですが、歩道が整備されており、センサー付ライトで中は明るい為、奥まで見学することが可能です。

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さらに続いては、東ヤマトゥガー

巨大な割れ岩で中を歩いて通ることが出来ます。

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さらにさらに続いては、ヤヒジャ海岸

多種多様な岩石・地層が見られ、火山の島である歴史を感じることのできるスポットです。

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最後に、沖縄海塩研究所

粟国の名前を全国区にした「粟国の塩」の製造工場で、見学も可能です。

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中でも大量の竹を吊るした塩田タワーは圧巻です!

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終わりに

ご紹介したように、いくつもの見どころや魅力のある島、粟国島

いち観光客の立場から言わせてもらうと、海路だけでなく、空路もあった方がアクセスもしやすく、島を空から眺めることができるという楽しみも増えるので、空路があった方が良いと思います。

しかし、私が訪れた2018年3月末、飛行機の空席はいくつもありましたし、補助金を申請して空路の再開を目指す署名を集めているパイロットの姿も見られました。

実際にパイロットの方とお話をすることが出来ましたが、やはり那覇⇔粟国の経営状況は、思わしくなかったようです。

粟国島は、東シナ海にポツンと浮かぶ小さな離島です。

医療機関も満足ではありません。

緊急を要する手術や、島外での訃報時など、短時間で那覇に行かれる空路手段は重宝されるかと思います。

定期空路がなくなってしまった今、島の方々は何を思うのでしょうか?

皮肉にも私が訪れた2018年3月末、新空港が完成間近でした。

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再び粟国島に定期空路が復活する日は来るのでしょうか?

この記事をみて少しでも興味を持った方は是非粟国島に訪れてみて下さい!